教育体制
クリニカルラダー導入の目的
- 評価表を用いて評価することにより、自分のできること、できないことを明確にし、さらなる向上につなげる動機づけと教育サポートの基準とする
- 専門職としての人材育成とキャリア開発の方向付けを行うことで、患者が求める質の高い看護を提供できる能力の高い自立した看護師への育成を目指し、
- 目標管理と連動させ、定期的なコーチングで活用する
クリニカルラダー構造図
目的 | 段階的に臨床実践能力の指標を示すことにより、看護職員一人一人が計画的に自主的成長への意欲と能力開発への動機づけができることを目的としている |
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注意 | ・中途採用者はレベルⅠからスタートする ・卒後1年未満の中途採用者はレベル0からスタートする |
全体研修 (全レベル共通) |
● 院外研修・講演会・学会参加 ● 感染対策・褥瘡ケア・医療安全 ● 呼吸ケア ● 認知症ケア ● 看護倫理 |
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クリニカルラダー評価方法と評価手順
- 評価時期:年度末(3月)もしくは各所属長が必要と認めた時
- 評価方法:クリニカルラダー評価表0~Ⅳ、必要書類を用いて行う(下表参照)
- 評価手順:自己評価(自己申請)⇒他者評価 ⇒ラダー昇格の決定
●ただし、ラダーⅢ以上は★ラダー審査委員会で昇格の審議を行う
審査結果は審査委員長から速やかに通達する
クリニカルラダー評価表
ラダー レベル |
評価時期 | 審査内容 | 他者評価表 | 評価ツール・提出書類 |
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0 | 新卒者3月 | 書類審査 | プリセプター 部署主任 部署師長 |
ラダー0評価シート、看護技術チェック表、 月間目標到達度、臨床実践能力評価表、 看護観、態度評価表 |
Ⅰ | 通常3月 ※中途採用者は 3か月目~ |
書類審査 | プリセプター 部署主任 部署師長 |
ラダーⅠ評価シート、看護技術チェック表、態度評価表、研修実績、 事例レポート(看護過程の展開) |
Ⅱ | 3 月 | 書類審査 | 部署師長 | ラダーⅡ評価シート、態度評価表、 研修実績、事例研究 |
Ⅲ | 3 月 | 書類審査 面 接 |
部署師長 ★審査委員会 |
ラダーⅢ評価シート、態度評価表、 研修実績、看護研究 |
Ⅳ | 3 月 | 面 接 | 部署師長 ★審査委員会 |
ラダーⅣ評価シート、態度評価表、 研修実績、業務改善事例レポート |
★ラダー審査委員会とは?
- ラダーⅢ、Ⅳの到達度を確認する委員会で、評価ツールを用いて評価を行う
- 審査委員長:看護総師長
- 構成委員:看護総師長、副看護師長
- ☆看護研究は過去5年間を有効とする。また共同研究を含む。
評価基準
- ラダー段階別に、臨床看護実践能力の4要件(看護実践能力、管理能力、教育的能力、研究)ごとに評価内容を設定する
- 審査委員長:看護総師長
- 評価内容は5段階で評価する
(5:安定してできる 4:時にはできないときもある 3:半分以上はできる 2:時にはできる、たまにできる 1:いつもできない)
※注意
ラダー評価表の到達度はおおよそ全体の70%達成していれば昇格の要件を満たしている。
ただし他者評価で1の評価点が1つでもあれば昇格基準は不可となる。
※<到達度(%)の求め方>取得点数合計÷総計×100=到達度(70%以上で条件クリア)